早池峰山(岩手県・1917m)
訪問日:2008年6月28日

コース最高標高:1917m

コース標高差:約670m

コースタイム:約7時間(休憩含む)

コースレベル:一般者向け
(岩場多く、転倒・滑落に注意)

コースガイド
・小田越コースが比較的楽なコース。
  河原の坊コースは急傾斜で、下りは特に注意。

・駐車場は、岳と河原の坊登山口にある。
  小田越付近は駐停車禁止になっているので注意。

・岳から早池峰山方面の県道25号線は、
  シーズン中の土日にマイカー規制あり。
  (岳に車を停め、シャトルバスを利用)

・早池峰山一帯は国定公園かつ国の天然記念物に指定。
  高山植物の採取は固く禁止されています!

早池峰(はやちね)山は、岩手県のほぼ中央を南北に貫く、北上高地の最高峰。
標高は1917mで、日本百名山の一峰に挙げられている山です。

日本で最も古い生い立ちをもつ山の一つであり、山岳信仰が古くから盛んな山でした。
麓の岳集落などに伝わる「早池峰神楽」は、日本を代表する神楽の一つであり、
国の重要無形文化財にも指定されています。

早池峰山は、超塩基性の蛇紋岩で形成された山で、普通の植物が育ちにくい環境にあります。
その中で、わずかに根付いた植物が、環境に適応して、独自の進化を遂げてきたため、
「ハヤチネウスユキソウ」など、この山にしか見られない固有種や希少種の植物が多く見られることから、
早池峰山一帯は国定公園に指定されているほか、
標高1300m以上の山域は国の天然記念物に指定されています。

600種という高山植物が生育し、全国の花好きの登山者にとっては、聖地とされている早池峰山。
東北地方では珍しい、岩場が連続するアルペンムード溢れる故郷の山。
小学生の時以来、2度目のチャレンジです。

一般的コースタイム:小田越(30分)→1合目・御門口(45分)→5合目(50分)→剣ヶ峰分岐(15分)→早池峰山頂上

              ※下山所要時間は、約110分。小田越から河原の坊まで車道を戻る場合は、40分ほど。
                (河原の坊コースは、登り約3時間、下り約2時間半)

 

故郷の百名山
早池峰山は、私にとっては一番馴染み深い百名山です。
何と言っても、実家から見えます。
初めて登山したのも、早池峰山。
(登山とはいえない八幡平は別として・・・)
地元の小学校では、必ず集団登山を行う山でもあります。

(写真は、実家から眺める早池峰山)

岩手山(2038m)に次いで、
岩手県下第2の高峰である早池峰山。

北上山地は、日本で最も古い山岳地帯であり、
侵食が進みきって、穏やかな山並みが広がっていますが、
固い地質の山は、侵食から取り残されて、
「残丘」と呼ばれる、高度と険しさを残す山として、
その威容を今でもとどめています。
早池峰山も、その残丘の一つです。

(写真:八幡平から眺める早池峰山(中央)と岩手山)

麓から眺める早池峰山は、圧倒的な威容をもって、
神々しくそびえています。

古くから山岳信仰の対象とされてきた霊山であるのも頷けます。

実家のある岩手県花巻市から、
早池峰山の登山口までは、車で1時間ほど。

(写真は2年ほど前のもの)

湖畔に道の駅がある、早池峰ダムから眺める早池峰山。

(写真は2年ほど前のもの)

岳集落までは、2車線の快適ドライブ。

(写真は2年ほど前のもの)

早池峰登山の基点として栄えた、岳集落。
早池峰信仰の要である、早池峰神社があるほか、
現在でも数軒の宿坊が営業しています。

ここから道は1車線の細い山道となり、
シーズン中は、マイカー規制が実施されます。

(写真は2年ほど前のもの)

岳駐車場からシャトルバスへ
朝の8時過ぎに、岳駐車場に到着。
今日は土曜日ということで、マイカー規制実施日のため、
ここに車を停めて、シャトルバスを利用することになります。

広い駐車場は、七割方埋まっていて、
早池峰山の人気の高さが窺えます。

シャトルバスの運賃は片道600円。

平日は、マイカー規制が実施されないため、
岳から先に自家用車で入ることが出来ますが、
駐車場は「河原の坊」にしかないため、
小田越ルートを利用する場合には、
河原の坊から県道を1時間ほど歩く必要があります。

シャトルバスが小田越まで運んでくれる規制日に、
早池峰登山するという考えもありますね。

岳から先の道は、細く、小刻みなカーブが続く山道。
混雑時のマイカー規制が行われるのも仕方ない感じです。

(写真は2年ほど前のもの)

小田越登山口
岳から約25分で、標高1240mの小田越に到着。

山頂までトイレはありませんので、ここで済ませておきましょう。
(早池峰山では、携帯トイレの普及を図っており、300円で販売しています。
 山頂のトイレも、ボランティアが排泄物を担いで下ろしているということなので、
 なるべく携帯トイレの利用を!とのことです)

今日は、朝から青空が広がる絶好の天気。
多くの登山客が、準備をしていました。
重厚な山容の早池峰山。
高山植物の宝庫として知られる山ではありますが、
その実際の姿は、まさに「岩山」。

登山道も、その大部分が岩場です。

道路を挟んで、早池峰山と対峙しているのが、
標高1644mの薬師岳です。

早池峰山とは違い、頂上まで、
鬱蒼とした木々に覆われています。
道路1本隔てただけで、大分違う姿です。

薬師岳は、花崗岩から形成されている山で、
植生は早池峰山とは大分異なりますが、
この山も高山植物の宝庫であり、
小田越から、1時間半ほどで登頂することが出来ます。

さて、私たちも準備を整えて出発することにしました。

なお、私「たち」としているのは、
今回は単独ではなく、私の父親と登っているからです。

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