早池峰の花々
早池峰山を彩る、600種もの高山植物。

悠久の時を経て、今なお咲き続ける花々。

今回の登山で、出会うことが出来た花々を、
ほんの少しですが、ご紹介したいと思います。

・・・すみません、この3つは名称不詳です。
ミヤマアズマギク(キク科)

早池峰山以外の山でも普通に見られる花です。
ピンク色の高山植物の代表選手のような花ですが、
酸性雨の影響なのか、近年は青みがかった花が咲くようです。

アズマギクは、北日本に広く分布する花であり、
高山に適応した変種が、この花ということになります。

ミヤマキンバイ(バラ科)

この花も早池峰山に限らず、高山ではよく見られる花です。

キンバイは、漢字では「金梅」と書きます。
梅の花に似た黄色い花、というとこでしょうか。

イワウメ(イワウメ科)

この花も、梅の花に似ていることから、この名が付いた花です。
日本アルプス以北の高山に広く分布しています。

びっしりと花を咲かせる様子は、見事ですね。

ミヤマシオガマ(ゴマノハグサ科)・・・紫の花

各地の高山でよく見られる花です。

ホソバイワベンケイ(ベンケイソウ科)

東北以北の高山に分布する花。
「ベンケイ」とは、源義経の家来「武蔵坊弁慶」を指しています。
厚い葉に水分を蓄え、厳しい環境下でも生育する強靭さを、
弁慶の生き様に例えたのでしょうね。

ヒメコザクラ(サクラソウ科)

北上高地のみに咲く花で、
実質的には早池峰山固有種といってもよい花です。
その名の通り、小さく可愛らしい花ですね。

花の時期は6月と早めで、5月に咲いてしまう年もあるようです。
今回の登山では、すでに花期は過ぎていましたが、
岩場にかろうして1輪だけ残っていました。ラッキー♪

ナンブイヌナズナ(アブラナ科)

早池峰山と北海道の一部の山にのみ生育する蛇紋岩植物。
「ナンブ」とは、岩手県の旧藩名です。

岩礫地に黄色い花を密集させて咲くので、よく目立ちます。

ミヤマヤマブキショウマ(バラ科)

早池峰山にしか生育していない固有種です。
まだ咲きかけの状態ですが、地味な花という感はあり、
早池峰山固有種でありながら、登山者の注目度は低いかも・・・

ナンブトラノオ(ダデ科) 

この花も早池峰山の固有種です。
近縁種である「イブキトラノオ」は、どこの高山でもよく見られ、
それよりも小さな花を咲かせるのが「ナンブトラノオ」です。

日本のエーデルワイス「ハヤチネウスユキソウ」
ハヤチネウスユキソウ(キク科)

早池峰山を代表する花が、その名も「ハヤチネウスユキソウ」。
もちろん、早池峰山にしか咲かない固有種です。
登山者の多くも、この花が目当てで早池峰山に登ります。

「ウスユキソウ」の名を持つ花は、数種類ありますが、
「ハヤチネウスユキソウ」は、その中で最も大型です。

(写真は「ハヤチネウスユキソウ」と「ミヤマヤマブキショウマ」。
 早池峰山固有種コンビです。)

早池峰山の高山帯のあちこちに咲く「ハヤチネウスユキソウ」。
花びらに見える白い部分は、苞葉という葉っぱで、
中央の黄色い部分が花になるそうです。
アルプスに咲くエーデルワイスに最も似ているといわれるのが、
この「ハヤチネウスユキソウ」です。

綿毛を身にまとい、気品に満ちた花を咲かせる姿は、
まさに「日本のエーデルワイス」という名に恥じない、
可憐で高貴で、誇るべき故郷の花です。
(花巻市の「市の花」になっています)

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